おひとりさまの老後について
女優の樹木希林さんが逝去され、どれだけの人が心を寄せたでしょうか。
魅力的な女性であり続けた彼女の、その人生の終わらせ方に多くの人が関心を持ったことと思います。
しかし彼女の終活を「おひとりさま」が参考にするにはどうしたらよいのでしょう。
長期別居でもいいから、破天荒でもいいから、家族としてパートナーがいればいいのですが。
結婚はいいから未婚で子どもだけ持つ?なんて思ってもなかなか簡単に実行できることではありません。
はたまた結婚はしたけれど、子どもに恵まれず夫や妻に先立たれてしまったら、おひとりさまになってしまいます。
では、樹木希林さんのように思いがけない病が見つかったと仮定しましょう。
即日入院・すぐにでも手術を!となった場合、身元保証人が必要になります。
おひとりさま大ピンチです。
そんなおひとりさまを救う身元保証を請け負うサービス(参考:https://syuukatu-tatujin.com/syujyutu-tatiainin/)が増えてきていますので、そういったところを利用するのもひとつの方法です。
個人的にはおひとりさまにお勧めの終活。それは「友達作り」です。
自分の身になにかあったときにためらいなく頼み事ができる友達はいませんか?
パッと顔が浮かんだ人、浮かばなかった人、様々だと思います。
しかし人に頼るというのはそんなに悪いことではありません。
コミュニケーションが希薄になってきた現代、PCやスマホは閉じて目の前にいる人とじっくり向き合ってみる。
私はこんな人間で、こんな風に生きていて、こんな風に人生を終えたいな。って話せる人が夫や子どもである必要はないのです。
「おひとりさまの終活」と聞くとなんだか寂しく感じますが、
「おひとりさまの終活」=「最高の友達をみつける」だとしたらどうでしょう。
年齢を重ねて、様々に体の機能は衰えていきます。
でも心は加齢では衰えません。
いつまでもワクワクした気持ちで、自分の選んだ人生を堪能し、終わりに向けて私の最後を見届けてくれる友達を探すのです。
いかがでしょうか?今、希林さんのような笑みを浮かべて老後を送る自分自身を想像しませんでしたか?
形にとらわれない、自由な生き方、自由な死に方があってよいのです。
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